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★彡Tom with CJ43/SC54/KF11

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挑戦記 : 8t限定解除 練習編

「中型車(8t)に限る」を解除せよ!
★彡Tomの“イッパツ試験”ミタビ!
(練習編 2007.10.23)


<チャレンジしてみようと思った背景>
2006年6月にAT限定大自二を取得し、同11月にその限定を解除…いずれも試験場における“一発試験”での取得でした
後者の取得からから間もなく1年になろうとしていた中、2007年6月に免許制度が改正された事によって自身が取得済みの
“普通自動車免許”が“限定付きの中型自動車免許”になる事についてブログの日記で触れたのを機に、それを解除するという
部分についての興味が湧いて来ました 形式的にも別種の免許を新たに取得する“併記”ではなく前記した大自二の時と同様に
“限定解除”であるという事から、段取り的にも前者より極めて短絡的であるという事に加えて受験料も安く、「平日に時間が
取れそうならばちょっとチャレンジしてみるのもありかな」と思ったのが今回の挑戦の動機です 相変わらず“軽い&お気楽”
でアレなんですが(爆)…受験する会場はもちろん東京・府中運転免許試験場です さぁて、どう攻めて行きましょうかねぇ…

<直接受験のための手続き>
基本的な流れはAT大自二→大自二の時と全く同じですが、ここでひとつ新しいミッションが…いわゆる“深視力検査”です
限定解除の受験にあたっては基本的に“適性検査”は不要であり、基準をクリヤ出来ていないという事で受験出来ないという
事にはならないのですが、今回の受験にあたっては“体験”的なニュアンスで申請時に視力検査と深視力検査が行なわれました 
旧制度上での“大型免許”ではお馴染みの検査ですが、私にとってはこれが初体験です…視力検査に続いて縦の3本の黒い棒が
現れ、真ん中の棒が細くなったり太くなったりしている…つまり“前後に移動している”という動きをしていて、この3本の
前後位置が揃うタイミングで手元のスイッチを押します 独特のビジュアルと動きに少々戸惑いましたが、判定はOKでした
あとはこれまでと同様に3階の窓口に申請書を提出し、タッチディスプレイ式の機械を使って技能試験受験の予約を取りました
あ、そういえば“コース図”はもらえなかったな…二輪車と違って3種類もあるからいちいち渡してるとけっこうな量になって
来るし、自動車の技能試験の場合は同乗する試験官が走りながらコースを指示して行くという形態で進められる事になっている
からそうなっているんだろうな…さ、日程も立った事だし、とりあえず当日までに何回かはその大きさの車を実際に動かして
みないとな! この時点ではまだ余裕あり気ですが、さてどうなるやら…同じ“一発試験”でもクルマのそれはどう違うのか…

<まずはとにかく練習してみよう>

技能試験で運転する車両は長さで7m以上・幅で2.25m以上とされているトラック…旧制度上では“大型一種”の試験にて
使われていた車両です 仕事の関係で一時期1.5tのトラックを走らせていた経験はあるものの、基本的に普段からそうした
大きさ・タイプの車を日常的に走らせているわけではない状態でいきなり試験に挑戦したところで“赤っ恥”モードになるで
あろうという事は想像に難くないし(苦笑)、「話のタネに練習なしでひたすらトライ」というわけではなく「取得する」という
事を目的としたトライのつもりなので、時間的にもなるべく最短でクリヤしたい…てなわけで、まずは府中試験場のすぐ隣に
ある『大和(だいわ)自動車教習所』にて練習をしてみる事にしました 公認教習所でありながら“入所”の形態を取らずに利用
出来る“自由練習”のシステムがあり、費用もまとまった額の“入所金”なしで時限単位での支払いのみでよく、自身が必要と
思うだけ練習が出来るようになっているという何とも嬉しい場がこんな近くに…練習にあたっては通常入所の教習生と同様に
教習簿が作成され、指導員が同乗して走りながら具体的に指導・アドバイスを受けつつ行なった練習の内容と課程がしっかり
記録されるので、効率的な練習が出来ます さらには“お膝元”という事で府中の攻略についていろいろとノウハウを持って
いる上に、“すぐ隣にある”という事で予約さえ取れれば“お昼前に乗ってから午後の試験に臨む”という流れも作れたりして
何から何まで“美味しい”ではないか!(嬉笑) そんなこんなでいよいよ初めての練習にトライだ! まずはY指導員の運転で
場内をしばらく走って基本的な操作や動きを見せてもらい、運転を交代…ひゃひゃ、コイツは“いい眺め”だ!(笑) シフトは
マニュアルなので、とりあえずシフトのパターンを確認(普通自動車と違い車種によっての違いがけっこうあるとの事)、基本と
なる法規走行を伴いつつとにかく走ってみましたが、開始直後は“面喰らった”の連続! まず普通自動車や小型トラックとの
最大の相違点と言える“エアブレーキ”! ジワジワッと踏み付けても思ったより減速出来ず、「おっと…」と思ってさらに
踏んでみるとある部分からいきなりガツン! さらにこれが交差点の停止線や停車時のいわゆる“ポール合わせ”の時のように
極低速状態からの停止操作の踏み加減がもんのすげぇ難しくて、程度の差こそあれどうしても“カックン停止”になってしまい
がちになります…と、ここで気付いたのが“ペダルの踏み方”で、普通自動車や小型トラック等の場合は上からステーが伸びて
来てそこにペダル部分が付いていますが、このクラスのトラックになると板状のペダルが床側を支点として踏み込むような形に
なっており(俗に“オルガン式”と呼ばれている)、“ペダルの動き方”そのものが違います なので、操作時は足をベッタリと
ペダルに載せて踏まないと微妙な操作が難しくなります…という書き方をすると「基本では?」と思われるかもしれませんが
普段の感覚でアクセルからブレーキにサッと右足を移すと“足による踵支点”で踏むような形になっていて、横から見てみると
ペダルに対して踵がやや後ろ寄りに来ていて爪先付近がペダルの真ん中あたりに付いている感じで、大袈裟に言えば足の裏と
ペダルと床の中に三角形の空間が出来ている感じ…これじゃ力点と作用点の関係のバランスが悪くなって微妙な加減が難しい
わけだ…これに気付いて以降は意識して踵をペダル下側の支点付近に置いてからベッタリと足全体を載せるようにし、その上で
踏むようにしてみたところ加減もかなり上手く出来るようになりました(嬉) さて続いては危惧項目の“車両感覚”…はたして
この大きさの車でのクランクやS字、方向転換に縦列駐車、そして新たに設けられた課題である“路端発進”に“隘路”とは
いったいどんなものやら? 慎重に攻めてみたつもりでしたが、やはりこちらもエアブレーキと同様最初はかなり取っ散らかり
ました(爆)…まずはとにかく“前後のタイヤがそれぞれ通る場所”! このくらいの大きさになると何と言ってもその“内輪
差”から内側のリヤタイヤが気になって来るところなのですが、クランクやS字で私を悩ませたのは外側のフロントタイヤの
ほうでした トラックのフロントタイヤは運転席のほぼ真下にあり、例えばそういった狭路部分の進行ではフロントのオーバー
ハング部分を縁石よりもグッとはみ出させたまま曲がって行く感じになります そこで「このくらい出ていてもまだ大丈夫」と
いう感覚が今ひとつ掴めておらず、いつの間にか微妙に深めに切り込んでいる=切り込み過ぎの状態になっている事によって
内側のリヤタイヤが縁石に触れてしまうというパターンが頻発しました これには“ハンドルの切れ角”も大きく関係していて
トラックのフロントはかなり大きく切る事が出来ます…なので、オーバーハング部分を思いきってはみ出させつつハンドルを
フルステアしてやると、自身でも意外なほどスムーズに進む事が出来ました その「“このくらい”と思ったところからもう
ちょい」の加減が見えて来てからはだいぶ順調にこなせるようになりましたが、これもかなり“新鮮な驚き”を感じた部分で
あったと言えます 続いて“方向転換”と“縦列駐車”…基本的な仕事の流れは普通車と何ら変わりないのですが、こちらも
やはり車輪の位置関係をはじめとしてトラックならではの部分が多く、繰り返しの練習を要しました 特に後者は後方の接触を
恐れてなかなか必要なだけの突っ込みに持って行けず、「もうちょい大丈夫」という感じを掴むまではビクビクもの…最初は
「もっと行っちゃっても大丈夫ですよ」だった指示が次第に「もっと行かないと入りませんよ」に変わって行った事で「まだ
余裕があるんだ」という事が確信に繋がり、以降はかなり思い切って突っ込みつつ収められるようになりました だいぶ車体の
大きさも掴めたっぽい感じになって来たところでいよいよ今回の制度改正で新たに設けられた課題・“路端発進”と“隘路”に
臨みます…前者は路端から30cm以内に寄せた状態で指定のポールに合わせて停止、そこから4メートル前方&左路端から
2.5mのところにあるポールに接触しないように発進するというものですが、一見「ただの“少しキツめの発進”」と思える
この課題、ちゃんとポイントが存在します…トラックは荷台部分の後端がリヤタイヤからかなり後方に出ており、停止状態から
一気にハンドルを切って旋回を始めるとその部分が大きく振られ、この課題で言うと路端側に設けられたポールに容易に接触
してしまいます よって、まずはステアを緩めに当てつつゆっくりと発進し、右前方のポールを掠めるようなタイミングになる
ように一気に切ってクリヤする形になります ポイントとしては停止の時点で寄せ過ぎない事、そして発進時の車体の位置と
ステアのタイミングですね…これはある程度慎重に臨んでいればそれほど恐い課題ではない感じでした 続いて“隘路”…少々
聞き慣れない言葉という印象ですが、簡単に言うと「90度のターンをして指定のスペースに車体を収める」という課題です 
右折と左折両方の進入パターンがありますが、例えば左折での進入の場合は指定のラインに右側の前後タイヤをなぞらせながら
停止する事なくアプローチし、タイミングを見て一気にステアを切り込んで指定のスペース内にピタリと収めます グルッと
90度ターンして来て程よくステアを戻して行くとほんの少し先にスペースの前端が来るので、車体前端をそこに合わせます
幅の狭い道路・路地への進入や駐車スペースでの効率のよい進入を狙いとした課題のようですが、それまでの練習で左折時の
寄せ具合や右折時のリヤタイヤの位置等がある程度掴めていれば、タイミングよく一気に切り込んでから停止位置を合わせる
ように停めてやるだけです…とは言いつつ、ちょっとタイミングが前後にズレると最終的な停止位置が左右に寄っていたりする
事もあったので、やはり慎重に臨みたい課題ですね…おっとひとつ忘れてた! “新たに設けられた課題”としてもうひとつ
“方向転換時の後方間隔の指定”があります 車体をバックさせて指定のスペースに収める際、車体の後端がスペース後方の
最深部から50cm以内に停止させなくてはなりません これはもし余り気味となったとしても一度だけ減点なしでやり直す
事が出来るとの事ですが、どうせならぜひ一発で決めてみたいところ…練習では了解を経た上で一度実際にぶつけてみて、荷台
後端と後方のポールとの見た感じを確認させてもらいました うーん、50cmってかなり絶妙な設定だな(微汗)…これらの
課題系をはじめとしていろいろな部分について学びつつ、初体験の50分は過ぎて行きました まだ多少の戸惑いは残っていた
ものの、トラックに対する先入観(感)の補正に加えてある程度“手応え”的なものは感じられたような気がしたので、先行きの
見通しは“楽しみ”という感じです…すでに技能試験受験の予約を済ませて来ていた事から、試験当日の午前に1時限の練習の
予約を入れてから帰宅の途に…当日は午前中に今回やった運転の操作を復習しつつ課題をみっちりと反復練習、仕上げに持って
行ってからそのまま午後の試験へと突入するという流れでチャレンジです 決戦はおよそ1週間後…頑張っちゃうよ~!(張切)




<続く>


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